12月5日(金)『自分らしく生きるために~思春期の性と生』と題し、助産師・山根美喜子先生に3年生を対象に講演をしていただきました。笑顔と物腰の柔らかさに先生のお人柄がうかがえましたが、そのお話は経験に裏打ちされた説得力のあるもので、生徒達もしっかりと耳を傾けていました。以下に、講演の内容を箇条書きにまとめます。
・子どもは生まれてくることを自ら選択し、長い過程をたどりながら奇跡に近い確率で誕生する。
・皆さん(存在する命)は、選ばれた存在であり、今のままで100点の存在だ。
・赤ちゃんが泣くのは、抱っこして欲しいからというのがほとんど。(羊水が抱っこのような状態であったため)
・「性」についての考えは、男女でかなりの違いがある。自分の考えを相手に押しつけていては、DVなどにつながることもある。妊娠においては女性のみ体が変化するものなので、男性として女性にどう接していくべきか考えなくてはいけない。
・「性」とは、心が生き生きするということ。そして、愛と責任を伴うことである。
現在のみならず、将来自分は「性」とどう関わっていくのかを考えさせられた講演でした。講演を聴いた生徒の感想には、
・「性」とは、自分を大切にして周りの人も大事に出来る幸せなことだと知った。
・自分を生んでくれた両親、支えてくれた人、そして生まれてくれた自分自身に感謝しながら、これから生きていきたい。
といった、心が温かくなるようなものが沢山ありました。
貴重なお話をしてくださった山根先生、有り難うございました。
( 養護教諭 上原 )