6月4日ー第3日目 河原先生より
今日は、北上地区で民家の床下の泥を取り除く作業をしました。毎朝、ボランティア登録をして、違う所へ出向くようになっています。私たち呉港メンバー14人が一つの民家を担当しました。
周囲に広がる田んぼには、まだ自衛隊も入っていない手つかずのところが多く残っています。もしかしたら、まだ発見されていない遺体がここにあるかもしれないと思うと、本当にやりきれない思いです。
それでも、生徒・教員とも、みな元気を出して頑張っています。心配していた風呂も、テント村から10分程度の所に見つけることができました。ここは、各地から来たボランティアの人たちでいっぱいです。
食事はレトルト食品を覚悟でしたが、道の駅や吉野家などで食べることができました。朝・昼ごはんは、コンビニの弁当などを買ってから作業に出掛けます。
これからは体力的にも厳しくなってくると思いますが、精一杯頑張っていこうと思います。
参加生徒 3年生 大川君
今日は、昨日と違って臭いがあまりなく、作業もはかどりました。主に、民家の床下の泥を取って運ぶ作業です。驚いたのは、まだ一部の場所で、水道が使えないところが残っていたことです。
今日は、民家の方が、3.11の当時の状況について、話を聞かせてくださいました。現地に来てみて、改めて被害の大きさに本当にショックを受け、言葉を失ってしまいました。この家には、高い波が押し寄せてきて、ドアの半分くらいまで浸水してきたそうです。液状化した土地に、なんとかこの家は建っていたと聞きました。このような危機的状況の中で、人々がどんな気持ちだったかと考えると、震災の恐ろしさを改めて感じました。
僕がこのボランティアを志願したのは、とにかく人助けがしたかったからです。親も賛成してくれました。明日からも、被災地の人々が、1日でも早く自分の家に住めるように、作業を頑張りたいと思います。
今日のボランティア活動は沿岸の農村に行きます。みんな元気です。頑張ります。 7:50 |
今移動中です。田んぼにならない状態です。北上地区、小田原商店の作業です。 9:10 |
北上地区、民家の床下の泥を撤去する作業です。現実は厳しいです。 11:06 |
今から休憩です。田んぼの中に当たり前のように車があります。 11:55 |
クラウンが落ちています。考えられません。 12:31 |
小田原商店の作業です。立派な家です。 14:22 |
すごいです。まだ手つかずです。 15:05 |
車から見た風景です。 15:09 |