東日本大震災ボランティア活動報告④

6月5日(日)ー第4日目  晴れ  河原先生より

今日は、石巻大門町、湊中学校横の大門町集会所で作業を行いました。この建物は1階建てで、まだ震災後手つかずの状態でした。すっかり水につかってしまったこの建物から、全員でまずゴミを運び出しました。そして、1個15キロにもなる土嚢袋を、流れ作業で次々と運びます。50~100個くらいは運んだでしょうか。土を拾っては袋に詰め、ひもで結び、それを運ぶ、という繰り返しです。そこでは、自治会長さんから、震災当時の話を聞くことができました。

昼休みは、避難場所となっている中学校で昼食をとりました。震災からすでに3カ月が経とうとしているのに、まさにテレビで見たような避難生活がまだ続いていることに驚きました。町の人たちが炊き出しを行っているようで、私たちにも勧めていただきましたが、自分たちで用意した食事をとることにしました。

その後、石巻港の中に入っていくと、現地の警察がやってきました。もちろん、遺体を捜索するためでした。

広島を出発してから今日で4日目、少し疲れが出てきました。しっかり休んで、明日の作業に備えようと思います。

 

参加生徒 2年生 松下君

今日も一日、作業でした。正直、作業はとてもきついです。土嚢袋に土を詰めて、一日中パスしています。家の中にはガラスの破片が落ちていたり、釘が飛び出しているので、危険な作業です。

被災地の状況には、本当にショックを受けました。同じ日本にいるのに、とにかく信じられません。「水が来ただけ」、それだけなのに、その水が全てを奪ってしまったような感じです。また、道路にはがれきがまだたくさん残っていて、それらが道をふさぎ、車が入れない所が多くあります。橋が壊れているところもありました。

こんな状況なのに、今日訪れた避難場所の中学校では、被災者の人たちが思ったよりも笑顔でいたことに驚きました。僕は、テレビで被災地の悲惨な状況を見て、「どうせ高校生だからボランティアには行けない」と諦めていましたが、学校で参加者を募ると聞いて、すぐに申し込みました。せっかくはるばる広島からやってきたのだから、最後の1日まで、しっかりと作業に取り組んで、少しでも復興の役に立ちたいと思います。

 

 

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海辺の町です。大変です。現場は厳しい。

8:30

湊中学校の避難所の様子です。すごいです。

8:38

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大門集会所の後片付けです。臭い・暑さが厳しいです。みな頑張っています。

9:38

今、大門町自治会長さんの話を聞いています。

当日の地震・津波の話は本当に身にしみました。この地区の死者は30名でまだ見つかっていない方もおられます。

10:02

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湊中学校避難所。現地の人たちも頑張っています。私たちも昼からも頑張ります。

12:20

集会所の片づけが終了しました。今日も厳しかったです。

14:49

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渡の波長浜町です。

15:13

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カテゴリー : お知らせ 投稿日時 : 2011年6月5日