呉港高校では、季節ごとに多くの花々が私たちを楽しませ、癒やしてくれます。
今回取りあげるのは、この季節の代表的な花であるバラ。(写真は、本校の花壇に咲いているものです。)
かのクレオパトラも愛したというバラの花を、日本では、平安時代の代表的歌人である 紀貫之(きの つらゆき)が歌に詠んでいました。
我はけさ うひにぞ見つる 花の色を あだなるものと 言ふべかりけり
(「今朝、初(うひ)めて見た」という意味の中に「さうび(バラの古称)」を詠み込んでいる)
「あだなる(あだなり)」とは、「はかない」という意味もありますが「浮気だ」という意味もあります。
紀貫之が見たというバラの花の色は、何色だったのでしょう。・・・やっぱり、赤、でしょうか?
( 広報部 )