9月11日(土)、呉動物愛護センター(アニマルパーク)にて、8名の生徒がボランティア活動を行いました。
動物ボランティア初参加の1年生もいたので、まずは施設を見学して回り、それぞれ動物の状況や設備などについて説明を受けました。その後、犬チームと猫チームに分かれて、掃除やシャンプーなどの作業に入りました。
これまで何度かボランティアをやってきましたが、この日は作業的にとてもきつい日でもありました。その日の朝生まれたばかりの子猫を母猫が放置し、へその緒がついたままもがいていました。獣医師を目指している1年生の脇田君は、へその緒を丁寧に切り、胎盤を手のひらに乗せて、その感触などを確かめていました。猫舎には、その他にもたくさんの子猫や成猫がほぼ満員状態でした。
犬舎では、体を震わせて怖がっている子犬たちをそっと抱き抱え、声をかけながらやさしくシャンプーしてやりました。やんちゃな子犬たちと遊んでやったり、成犬を散歩に連れて行ってやるのもボランティアの仕事です。
このボランティアは決して楽しい活動ではありません。愛護センターにいる動物たちの多くが人間の身勝手さから生まれ、そこへ連れてこられたからです。生徒たちにはこの活動を通して、いのちの大切さはもちろん、動物にも人間にもよりよい社会を築くためにはどうすればいいか、しっかりと考えてもらいたいと思っています。
(英語科 山下育美)