7月20日(木) 呉武田学園の創立200周年を記念して、兵庫教育大学名誉教授 河村昭一先生に「安芸武田氏の歴史」という演題で、ご講演いただきました。
本校は「呉武田学園」の名の通り、1818年に武田家が開いた稽古屋敷(山口県・玖珂)から始まっています。この武田氏は「周防武田氏」と呼ばれていますが、その歴史は鎌倉時代より安芸国の政治史に大きな足跡を残した「安芸武田氏」にまでさかのぼります。
この安芸武田氏について、日本中世史がご専門で関連の著書も多い河村先生が、詳細な資料をもとにお話をしてくださいました。戦国時代、山陰で勢力を誇った尼子氏についた武田氏が、大内氏や毛利氏と繰り広げた攻防戦のご説明は、とりわけ興味深いものでした。
講演後、校長先生は河村先生への謝辞で「長い歴史の流れの中で我々が今こうしているのだと、深く考えさせられました」と述べられました。先生のお話をうかがって、今この学園で学んでいる私たち一人一人こそが歴史の担い手であることを自覚して頑張らなければいけないと、決意を新たにさせていただきました。
( 広報部 )