篠塚建次郎氏講演会「世界への挑戦」

篠塚建次郎氏は、大学在学中からラリーを始め、三菱自動車のファクトリードライバーとして全日本ラリー選手権でシリーズチャンピオンをはじめ、世界ラリー選手権(WRC)連覇やパリ・ダカール・ラリーなどで日本人ドライバーとして初めて総合優勝するなど輝かしい戦績をのこし世界で活躍しているプロラリードライバー。

近年は環境問題にも関心を持たれ、南アフリカやオーストラリアでソーラーカーのドライバーも務め優勝、将来のクリーンエネルギー自動車の開発にも協力しています。

 

講演ではラリーを始めたきっかけから、続けること、あきらめないこと、逃げないことの大切さや、そして生涯現役として常に前進していくとお話しいただきました。

(エコテック部顧問 山田)

 

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篠塚建次郎氏の講演を聞いて   3年1組 木本健太

世界で最も過酷なラリーと言われているパリ・ダ・カールラリーに日本人として初めて総合優勝を果たした篠塚建次郎氏。そんな篠塚氏がモータースポーツを始めたのは一八歳の時だった。しかし当時の日本にはラリードライバーという職業はなく、オイルショックや排ガス規制などの困難が伴い、日本でモータースポーツを続けることはできなかった。それでも篠塚氏は「可能性のある限り逃げない、あきらめない、投げ出さない」と決め、海外でラリー活動を続けてきたのだ。

氏の講演を聞き、私は今までの自分の生活を思い返してみた。今までは、可能性があることでも「できなかったら恥ずかしい」と考え、失敗を恐れて挑戦せず、後悔したことが多々あった。しかし、挑戦しなかったら何も変わらない、何も始まらないということを、今日の講演を聞くことで改めて実感した。

私がこれから歩む進路では、さまざまな困難があるかもしれない。そんな時は、篠塚氏が話されたことを思い出し、失敗を恐れずに積極的に挑戦していきたいと思う。