2月11日・12日、今年も1年生普通科の生徒が、「平和公園プロジェクト」を行いました。
今年で4回目になるこのプロジェクトは、平和公園に来ている海外の人たちに、英語でインタビューしようというものです。
簡単な注意事項を終え、一斉に公園に散らばっていった生徒たちですが、外国の人を見つけても、なかなか話しかけられずにいます。「やっぱり無理~!」と言いつつも、度胸のある生徒が、"Excuse me" となんとか声をかけ、インタビューを始めます。聞き取りにくい答えには、何度も"Could you say that again?"と聞き直すので、外国の方もゆっくりわかりやすく話してくださったようです。初めは 「怖いよ~」なんて言っていた生徒たちですが、1回目のインタビューを終えると、「楽しかった!」「すっごい優しい人だった!」と興奮気味に答えるようになり、「早く次の人探そうや!」と、走り回るようになります。
1時間半で、多いところでは8組の外国人にインタビューをします。回を重ねるごとに、どんどんコミュニケーションのコツをつかむようで、相づちや切り返しなどもうまくなります。そして、半日のプロジェクトを終える頃には、友達との会話に英語を交えたりするようになりました。
事前学習では、広島に住む高校生として、自分たちにできることは何かを考えました。そして、平和を願う気持ちは万国共通であるという結論に達し、世界中の人たちの心を一つにできるように、メッセージカードを集めることに決めました。プロジェクトを終え、たくさんの平和を求めるカードが集まりました。これから世界へ羽ばたいていく高校生が、世界とのつながりを肌で感じ、この広島から大きく飛び立ってくれればと思います。
(英語科 山下)