7月4日(月) 特進コース1年生の生徒が、東広島市にあるJICA中国にお邪魔して、研修を行いました。これは、本校特進コースのオリジナル授業「グローバルスタディ」の一環として、毎年実施しているものです。
今回のメニューは、以下の通りです。
・世界の国々が置かれている状況とJICAの活動内容を知る(様々な資料を通して、発展途上国の現状を教えていただきました)
・青年海外協力隊に参加された方のお話を聞く(ベリーズという国での活動内容や、それを通して感じられた支援の意味について、貴重なお話をうかがいました)
・貿易ゲームの実施(ゲームを通して、世界が抱えている問題について考えました)
・エスニック料理をいただいたり、各国の民族衣装を試着したりするなどの異文化体験
特に貿易ゲームでは、グループに分かれた生徒たちが、自分たちのグループ(国)を豊かにするために、あの手この手といろいろ考えながら取り組んでいました。笑ったり、悔しがったり、時には他のグループに思いやりを示したり・・・まさに今ある世界の仕組みを、生徒たちは体験していました。最後に、職員の方がこのゲームの意味を解説をしてくださいましたが、生徒たちは真剣な面持ちで聞いていました。
世界の貧困問題を考えると同時に、今、日本に住んでいる私たちの生き方をも考えさせられた、実りある研修になったと思います。
( 英語科 )
【生徒の感想から】
・「支援」といっても、現地に行ってみないと何が必要とされているのか分からないのだと知った。自分の目で見ていくことが大事なのだと思った。
・世界の大半が発展途上国だと知り驚いた。世界の現状をもっと学びたい!と思った。
・相手の立場に立ったものの考え方を身に付けなければならないと感じた。
・これから誰かの役に立てるような人間になりたいと思った。
・「~してあげている」という上から目線で援助について捉えていた自分を反省した。
・今回学んだことを、これから自分たちが進む道において、何らかの起点にしていきたい。
・世界を平和にする答えは、一人ひとりの中にそれぞれにあるということを教わった。